フランクフルト又はデュッセルドルフ空港に到着後は長時間フライトの疲れを癒やすためにまずはホテルへと向かいます。

ドイツへは直行便で１２時間、乗り換え便等のフライトでは最高２０時間程度の飛行となります。ついたほぼすべての選手達が初めての長時間フライトとなるので、到着時には皆疲労を隠せません。

宿舎となる４星Hotel DorintはDürenというケルンから約30分ほどの位置にある町にあり、2018年に立ったばかりの新築でホテルの前には、お客さんや町の人達がくつろげる芝生広場や噴水などがあります。親御さん達が羨むほどきれいなホテルはDürenの街中に立っていて立地条件も完璧です。

現地の治安は日本の子供達だけで外を出歩いても全く問題がない所ですのでご安心ください。

一晩寝てヨーロッパの美味しいパンを朝食に食べパワーをチャージしたあとは、現地の選手達との練習の開始です。

ほぼ大抵の選手にとっては海外のチームに混じって練習するというのは初めての経験です。体格の違い、言語の違い等など不安要素は沢山あるでしょうが、ドイツ人の優しい性格もあってか小さいグループなどに分かれて行われる練習では、どうにか頑張って海外の選手とコミュニケーションを取る選手も現れ始めます。せっかくの経験怖がらずどんどんチャレンジしていきましょう！！

午前、午後、又は一日オフの日には世界遺産のケルン大聖堂を見に行ったり、街にショッピングに行ったり、ルーカス・ポドルスキーが経営するブランドStrassenkicker やアイスクリームを食べたりとヨーロッパの休日を満喫します。日程に余裕があるときなどには少し遠出をしてオランダの街まで観光に行ったりと、海外で少しでも多くの経験を積んで帰ってほしいと思っています。

キャンプの日程とブンデスリーガの日程が合えばワールドクラスの白熱した試合を目の当たりにできます。日本では体験できないレベルのスタジアムの、ファンの熱気は一度目につけたら忘れれないほどの迫力です。また運がよく公開練習が見れることも多々公開練習ではスタジアムでは手の届かない遠さでプレーしている選手に間近で会えます。サインはもちろんのことラッキーな選手はプロの選手からスパイクやキーパーグローブを貰えることも！！

もちろん観光をするためだけにわざわざ遥か遠い国へと来たわけではありません。世界のサッカーを肌で感じ日本では味わえない経験をするために約9000kmもの距離を超えてきたのです。ドイツのサッカーをの強さの一つとして挙げられるのが、ユース年代からのスカウティングです。11歳12歳の年齢からすでにスカウトの目が至るところで光っています。そのスカウトの目に止まるために必死にプレーしているバイタリティの高い選手が揃っているチーム相手に個人そしてチームとして何が通用するのかしないのか。すべてのプレーが今後に生きる経験です。限られているドイツでのプレー時間1分1秒大事にプレーし今後の糧にしてほしいと願っています。

出会いもあれば別れもあり

１週間もあっという間に過ぎてしまいました。お世話になったウーテとハリーとのお別れです。初日についた時にあったワクワクやドキドキに値する経験を積めたことでしょう。私達スタッフは一生に一度あるかないかの貴重な体験に携われたことを光栄に思います。またキャンプを通して得た経験が今後の人生の糧として今後の人生に役に立つことを願っています。